4.5. ハードディスク起動ファイルの準備

このインストーラは、 ハードディスクパーティションに配置したファイルから起動できます。 別の OS から起動することもできますし、 BIOS から直接ブートローダを起動することもできます。

この方法を使えば、 完全な 「ピュアネットワーク」 インストールを行うことができます。 これは、CD メディアを探して焼いたり、 たくさんの信頼できないフロッピーディスクを相手に苦闘したり、 といったリムーバブルメディアのすべての激論を避けることができます。

インストーラは NTFS ファイルシステムからは起動できません。

4.5.1. LILOGRUBを使用したハードディスクからのインストーラの起動

本節では、LILOGRUB のどちらかを使用して、linux を追加したり、 既存の linux を交換する方法について説明します。

起動時に、カーネルだけでなくディスクイメージをメモリに読み込むのを、 どちらのブートローダでもサポートしています。 この RAM ディスクは カーネルが root ファイルシステムとして使うことができます。

以下のファイルを、 Debian アーカイブからあなたのハードディスクの適当な場所 (例 /boot/newinstall/) にコピーしてください。

  • vmlinuz (カーネルバイナリ)

  • initrd.gz (RAM ディスクイメージ)

最後に、ブートローダを設定するため、 項5.1.2. 「LILOGRUB を用いた Linux からの起動」 に進んでください。